泣きながら弾く娘
ども、
marutsuです。
今日もお越しいただきありがとうございます。
1年は早いですね。
今年も、娘の音楽教室の発表会がやってきます。
2月の後半から、この発表会の準備が始まります。
4-5歳の子の発表会とあなどるなかれ。
主旋律と伴奏、ベースなどのパートに別れ、クラスのみんなで1つの曲を仕上げていきます。
2-3月にかけては、週1の基本レッスンはもちろんのこと、
別の日にも練習日を設け、かつ練習が足りない子には、別枠で先生が個別にレッスンをするという熱の入れよう。
もう、週に3回はレッスンといった状況です。
娘は、1月後半当たりから「やめたい病」が再燃し、レッスンのある日は、朝からアンニュイな顔をしていました。
もちろん、日々の練習なんてとんでもない。ピアノを触るのも見るのもイヤっという感じになってきました。
そんな娘を見て、
「このまま続けさせるのは、親のエゴなのでは・・・」
「無理やり続けさせて、ピアノや音楽自体が嫌いになってしまうのでは・・・」
と、悶々と悩み続けた母。
毎週の様に出される宿題を無理やりさせて、泣きながら弾く娘の横で、諭しながら怒りながら泣きながら教える母。。。
母も娘もストレスがピークまで達したとき、辞める決意をして先生に話しました。
そしたら、先生は時間を割いて個人レッスンをしてくれて直接娘を諭してくれました。
そして、
「お母さん、お母さんの迷いを子どもは敏感に察します。
”何としても続けさせる”というお母さんの強い信念が必要です。」
「この子は、泣きながらも手を休めずに弾き続ける。
根性がありますよ。
イヤだから泣いてるのじゃなくて、自分の思うように出来ないから泣いているんです。
この子は大丈夫」
と言ってくれました。
私自身小さい頃少しの間ピアノを習ってましたが、家にピアノがないために練習できず、泣く泣く断念しました。
その思いもあって、ぜひとも娘には続けさせたいっと思い、その思いが強すぎて、いささか空回りしていたようです。
思うように練習しない、どんなに褒めてものってこない、堪忍袋の緒が切れて叱れば、なおさらかたくなになる・・・
私自身がヘトヘトになって、投げ出そうとしていたのを見抜かれていたような気がしました。
先生に、
「まだ小さいから、指も思うように動かないし上手にできなくて当たり前。
ムラがあって当たり前。集中できなくて当たり前ですよ。
そこらへんをわかってあげて。大きな目でみてあげましょう。
続けていれば、あるきっかけでぐんぐん伸びていきますよ。
弾くことが好きになりますよ。お母さんもがんばって。」
と言われました。
それから、約1ヶ月半が過ぎ。。。
今日もレッスンでした。
1ヶ月前とは、全然違う娘の姿がありました。
てこずっていた運指も滑らかに、絶対無理だと思っていた、途中での音色のボタン操作も難なくこなし、自信をもって弾いている娘がいました。
涙が出そうなくらい感動しました。
帰り際、
「弾くの、楽しい~~」
と笑った娘に、安堵感。
あきらめないで良かった、と思いました。
この試練は、娘にとっても大きな糧となったような気がします。
もちろん、未熟な親の私にとっても。
子どもの力はすごいですね。
本当に「無限大の可能性」を感じます。
今回が、ひとつの「ヤマ」だとしたら、これからもまたいろんな「ヤマ」が押し寄せてくるのでしょう。
ひとつひとつ、娘と一緒に乗り越えていこうと思います
いよいよ発表会は間近です
関連記事