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2007年09月30日

9.29決起大会に思う


ども、marutsuです。
今日もお越しいただきありがとうございます。ニコニコ


今日で9月も終わり、明日から10月ですね。

でも、まだまだ沖縄は暑い晴れ汗

今日もエアコンかけてますガ-ン


昨日、沖縄では、教科書検定結果の撤回を要求する県民大会がありました。
炎天下の中、実に11万人という人が会場に集まったようです。
(私達は残念ながら子どもたちが小さいので参加しませんでしたタラ~


で、昨日は夫が終日、インターネットやテレビのニュースをチェックしていました。
テレビのローカル番組では生中継されてましたが、
全国版ではほとんどニュースにもなってない状態でした。
インターネットでも、今日になってやっとチラホラ報道されてるかなって感じで。


戦争がらみのことや、基地がらみの問題で、いつも思うのは、本土(政府およびマスコミ)との温度差です。

多分、今回の件でも、教科書のたった2,3行の問題を、どうしてこんなにも重要視するのか、
と疑問を持たれる方も多くいるかもしれません。


でも、たった2、3行の問題ではありません。
過去の過ちを素直に認めずに、事実を捻じ曲げようとすることがどんなに愚かなことか。

戦後60年以上経った今でも、沖縄には戦争の傷跡が生々しく残っています。

まず、基地。
訪れた人は分かると思います。この狭い島に、広大に横たわる基地の様相を。
飛行場だけではない。
米軍兵士の居住地域は、まるでここはアメリカ本土ではないかと思うくらい。
広大で、青々とした芝生の上に平屋の外人住宅が点々と広がっています。

金網の外では、うちな~んちゅがせせこましく暮らしているというのに。。。

国道を車で走りながら、広い基地を苦々しい思いで、見ることもしばしばです。


そして、
どこぞの工事現場で不発弾が見つかり、撤去のために避難を強いられることもしばしば・・・
その不発弾を完全に撤去するには、あと100年かかると言われています。


そして、いまだに戦没者の遺骨の発掘作業が行われています。


これが沖縄の現状です。

昨今の沖縄ブームで、テレビでも沖縄特集が多く組まれ、癒しの島として、
本土からの移住者も増加している・・・

これがこの島の現状です。


私は、なぜかこの沖縄戦のことになると、感情がすごく敏感に反応します。小さい頃から。

おじーおばーの体験談を聞いても、号泣
南部戦跡を廻っても、号泣
沖縄戦・・・と聞いただけで、涙が込み上げてきます。

あまりにも感情移入が激しく、戦時中のイメージがかなりリアルに湧いてくるので、
もしかして、前世は、沖縄戦で死んだかも!?

とか思ったりもしましたが、

でも、違うのかもしれません。

うちな~んちゅの血が、
うちな~の地が、

そうさせるのかもしれません。


この小さな島がいまだ抱えている大きな悲しみ。。。決して風化させてはいけない。
おじ~おば~から、次世代の子どもたちへ。。。
悲しみの記憶は、たとえ辛くても、たとえ戦争を知らなくても、引き継いでいかなければ。
改めて思った日でした。


決起大会に集まった11万人の・・・いや、120万県民の思いは、
決してムダにはならない。。。

そんな気がしています沖縄本島




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Posted by marutsu at 22:29│Comments(6)徒然
この記事へのコメント
皆様、コメントありがとうございました。


戦争に反対する思いは、うちなんちゅ、やまとんちゅ問わず、みな思いは同じですね。

舌足らずでしたので、補足です。
「本土との温度差」と書きましたが、細かく書くと、「政府やメディアとの温度差」ということです。

サマンサさんがおっしゃるように、政を為している中枢の人間が一度沖縄に住んでみるといいのです!特に、基地のそばにっ!!


今、夜の10時半ですが、軍用機の轟音がひっきりなしです。
(今夜は特にひどいな~)
うちは基地から離れていますが、どうやら上空は軍用機の通り道のようです(;_;)

過去にこだわっているのではありません。
事実を捻じ曲げようとしている行為が、また将来の過ちにつながるかもしれない。。。
沖縄県民は、それを一番危惧しているのです。

NEVER GIVE UP!! がんばろう!沖縄!(^^)

PS>ゼロさん、『蟻の兵隊』見たことないです。今度お話聞かせてくださいね。
Posted by marutsu at 2007年10月03日 22:45
戦争のことに触れると、自分にできることは何だろうか、と問いかけて、

そんで、

いつもの生活の中の小さな選択を、自分が望む方向にひとつずつ積み上げて行きたい

と思います。
Posted by りえ at 2007年10月02日 06:52
だいじょうぶ。11万人は驚異です。国を動かしますよ、必ず。


この件について思うのは、日本は戦後責任を誰も取ってこなかった。

学識者で戦争の検証をして謝るべきを謝ってこなかったという日本
独特の無責任構造があるように思えます。ドイツと比べて拙すぎる。

復古主義で過去の敗戦の歴史を消し去り、戦争をしたがっている人
が確実にいます。(そゆ意味で自民独走が止まって良かったです)

「蟻の兵隊」という映画を見たことありますか?
Posted by 零空間零空間 at 2007年10月02日 06:10
私はやまとんちゅですが、上記意見に近い事を
本日ブロガーさんにリコメいたしました。。。

戦争も基地問題も、私達外の者がそう簡単に
口にしてはいけないと、こちらに移り住んでから
思い続けていますが、単純に感じる事があるんです。

それは、国の中央で、決定を下す人達が、
一度沖縄に住んでみたら良いって・・・。
私からは以上が精一杯です。。。
Posted by サマンサ at 2007年10月01日 23:34
marutsuさん、今日は美味しいお土産ありがとうございました☆

ウチの加藤茶(笑)・・・いや、父も県民大会参加しましたヨ。
私はフラフラ遊び歩いてましたけどね~(^^ゞ

戦争に関する事実を曲げるとは不謹慎だと思います!
真実を後世に残していくことこそが我々のお役目かもしれませんね。
marutsuさんのブログを見て、改めて感じますた(;_;)
Posted by kico at 2007年10月01日 22:51
うん!うん!
marutsuさん、やっぱり文章書くのが上手ですね。
私の心の中のうまく言えないとっちらかった気持ちが
わかりやすく説明されている!!と思いましたよ~。
共感!共感!
少なくとも、我が家では子供に話すきっかけができて良かったです。
本土との温度差など、はがゆい思いはいつもしていますが、
だからと言ってあきらめちゃいけないですよね!!!
Posted by るみなり at 2007年10月01日 21:17
 
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