Natural One

ども、marutsuです。
今日もお越しいただきありがとうございます。


拝啓、あの頃の私へ

お元気ですか？
貴方が１５年勤めたあの会社を辞めて、もう５年の月日が経とうとしています。

退職して、久々の自由な時間を得た貴方は、
きっと今頃、”自分探し”で一所懸命な時期だと思います。

もともと興味があった心理学の道を目指して、
５ヶ月間、月に一度、大阪まで講座に通ったり、
ずいぶんと大胆に行動していましたね。


新たな道を模索しながら、それほど得意ではない家事と育児を
なんとかこなし、
理解あるパートナーの元、

「私の人生の目的は、何なのだろう？」

ということにばかり目がいって、
正直、育児を心の底から楽しいなんて思えず、

「早く、大きくなればいいのに～」

ってばかり思っていましたね。


その頃、受けたスピリチュアルなカウンセリング。

そこで言われた言葉に衝撃を受けたっけ。

「貴方の人生の目的は、子どもを生み育てることなのよ」

正直、
「たったそれだけなの？」
って。

その言葉を素直に受け入れることができず、

その後も、
「いや、もっと他にできることがあるはず！」

って、いろんな会合に参加したり、セミナーを受けたり。


そのおかげで、
たくさんの知識を得て、たくさんの人と出会えて、
ワクワクするような時を過ごすことができました。
とても楽しかった。


けど、そういう時期を経て、今やっと理解できたよ。

「貴方の人生の目的は、子どもを生み育てることなのよ」
あの、メッセージが。


びっくりすると思うけど。

あの頃、まだ３歳にもならなかったお兄ちゃんが、
今年、小学校２年生。もうすぐ８歳になります。

背も、学年でも大きいほうで、もうすぐ１３０ｃｍに届きそう。
足のサイズなんて、私とほぼ同じ。

友達の前では、絶対お母さんと手をつながないし。

車の中で寝た日には、
もう抱っこで運ぶなんて、無理。



そんな風に
成長しているお兄ちゃんだけど、


たまに、”抱っこ”をせがむこともある。

重たくて、立って抱っこなんてできないから、

座って抱っこする。


その、ずっしりとした重さを感じながら、

あの頃、
「もっと抱っこしてあげれば良かった。」

って心底、思った。


もう、あの頃の感覚は思い出せない。

敷布団の、わずかのスペースを占領していた子が、
今では、ほとんどのスペースを独占している。

これから、もっともっと大きくなるんだな～。

うれしい反面、とても寂しい。

大きくなることを、
あんなに待ち望んでいたのに。


あの頃の私へ


いろいろな経過を経て、

今の私は、

今しかないこの時期を
大切に過ごしたい

って

心底思っているよ。


自分の人生を、
自分らしく生きること

それこそが、

人生の目的


だから、

あせらず、気張らず、

歩んでいってください。


きっと、いつか、わかるから。