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2008年06月20日

涙の登校


ども、marutsuです。
今日もお越しいただきありがとうございます。ニコニコ


いつも息子と一緒に学校に通っている近所の女の子(3年生)が、
昨日あたりから、朝、学校に行くときにしくしく泣いている。

今日は、お母さんにしがみついて大泣き。
お母さんも、つらいのだろう。
目にうっすらと涙を浮かべながら、その子を説得していた。

事の発端。
2,3日前に、授業中のおしゃべりを担任に注意されて、
「ごめんなさい」
と謝るまで、毎日帰りの会の時に後ろに立たされているのだという。

私の知る限り、その子は決して強情っぱりではない。
逆に、物静かでおっとりとしているタイプ。

多分、謝るタイミングを逃してしまって、その後もどうしていいのか
わからないのだろう。


この担任の先生は、以前から、厳しいという噂を耳にしていた。
ただ、この厳しさが、叱り方が、聞いている範囲ではあまりよろしくない。
ほとんど感情にまかせて叱り付ける、いきなり怒り出すので、
子供がどうして怒られたのか理解できない のだという。

先生も生きた人間です。
感情に任せて叱ることも多分にあるでしょう。

でもね、

それを何日も何日もネチネチと子供を責めつづけるのって・・・よくない。

たとえ、感情的になって怒鳴りつけてしまったとしても、
感情をぶつけた後は(ぶつけられた子供はたまりませんが)、よく話して、
諭して、その場できっぱりと叱り終わる。

それって、子育ての基本中の基本だと、私たち親も学んでいる。
それを心がけないのは、きつい言い方をすれば、
はっきりいって教育のプロとしての意識に欠けている。


今、学校の先生ほどつらい職業はないと聞く。
身近に教員の友人もたくさんいるから、その状況もよくわかる。
たくさんの雑事に追われて、学級経営も腰を落ち着けてできないとも聞く。

でも、そのツケがこどもにまわるのは、いたたまれない。

朝から、しくしく悲しそうに泣いているその子の姿がつらかった。

担任の先生は、その姿を見てどう思うのだろう。

そして、

その先生も、毎日毎日眉間にしわを寄せて、生徒を叱り続けているのかと
思うと、いたたまれない。
先生は先生なりに、毎日つらい思いをしているのかもしれない。
本当は、生徒たちと毎日楽しく、笑って過ごしたいのかもしれない。


こんな時に、
私たち、民間のセラピストをどんどん活用してほしいな、とせつに思う。

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Posted by marutsu at 14:19│Comments(2)心理の話
この記事へのコメント
☆apilet


その子の涙の登校は、まだ少し続いています。
近所のオバちゃんとして、できる限りのフォローはしてあげたいけど、
どうしたもんでしょうか・・・

本当に、みんなストレスフルだよね~。
apiletも相変わらずいそがしそうだけど、
たまには息抜きいこうねー(^O^)
Posted by marutsu at 2008年06月25日 05:50
その子の様子が手にとるようにわかり、心が痛いですね

知り合いが言ってました
「最近の先生は当たりハズレが大きくて、ハズレの先生が担任になったら、親子であきらめてその一年は目をつけられないようおとなしくする」

今の世の中、子供も大人も余裕が無くて疲れてストレスフルなんでしょうね…
同じ3年生をもつ母として、癒しの輪(和)が広がることを願います
Posted by apilet at 2008年06月20日 21:21
 
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